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RemoteCall インタフェースは、リモートオブジェクトのスタブとスケルトンがリモートオブジェクトへの呼び出しを実行するための抽象化です。
注 - JDK 1.2 では、RemoteCall インタフェースの使用は推奨されていません。JDK 1.2 のスタブプロトコルは、このインタフェースを使いません。JDK 1.2 では、スタブは、パラメータとして RemoteCall を必要としない新しいinvoke
メソッドを使います。
package java.rmi.server; import java.io.*; public interface RemoteCall { ObjectOutput getOutputStream() throws IOException; void releaseOutputStream() throws IOException; ObjectInput getInputStream() throws IOException; void releaseInputStream() throws IOException; ObjectOutput getResultStream(boolean success) throws IOException, StreamCorruptedException; void executeCall() throws Exception; void done() throws IOException; }
getOutputStream
メソッドは、出力ストリームを返します。スタブは引数を整列化してその出力ストリームに送り出し、スケルトンはそこから結果を分解して取り出します。
releaseOutputStream
メソッドは、出力ストリームを開放します。トランスポートによっては、このメソッドはストリーム自体を開放します。
getInputStream
メソッドは、InputStream の結果を返します。スタブはそこから結果を分解して取り出すか、スケルトンはパラメータを分解して取り出します。
releaseInputStream
メソッドは、入力ストリームを開放します。この結果いくつかのトランスポートは、接続の入力側を早期に開放することができます。
getResultStream
メソッドは、出力ストリームを返します (呼び出しが成功したかどうかを示すヘッダ情報を書き込んだあと)。結果ストリームを得ることができるのは、一回のリモート呼び出しに対して一回だけです。success が true であれば、転送のため整列化される結果は正常終了であり、それ以外の結果は例外になります。StreamCorruptedException は、そのリモート呼び出しに対しての結果ストリームがすでに得られている場合にスローされます。
executeCall
メソッドは、どのような値が与えられてもその値により呼び出しを実行します。
done
メソッドは、リモート呼び出しが完了したあとのクリーンアップを許可します。