クラス LWTextComponent

java.lang.Object
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  +--java.awt.Component
        |
        +--LWTextComponent

直接の既知のサブクラス:

ActiveClient

public class LWTextComponent

extends Component

implements KeyListener, FocusListener

非常に単純な軽量テキスト編集コンポーネントを実装します。このコンポーネントでは、キーボードを使って単一行のテキストを編集できます。コンポーネントが認識する特殊文字はバックスペースだけで、ほかのすべての文字はテキストに追加されます。選択機能はサポートされていないので、挿入ポイントを示す単純なキャレットだけが使用されます。また、編集可能なテキスト行の上にはコンポーネント名が表示されて、コンポーネントにフォーカスがあるかどうかは、描画される黒い枠の太さで示されます。

このコンポーネントを初期化して、インプットメソッドを使った入力を有効または無効にできます。これ以外には、このコンポーネントはインプットメソッドのサポートに対して何も行わないので、インプットメソッドとの相互作用がある場合は、独立した変換ウィンドウで行われます。ただし、コンポーネントは、インプットメソッド機能のフルサポートによる拡張を簡単にできるように設計されています。コンポーネントでは、「表示されたテキスト」と「確定されたテキスト」が区別されます。ここでは、どちらも同じものですが、オンザスポット入力をサポートするサブクラスでは、表示されるテキストは、確定されたテキストと変換されたテキストを組み合わせたものになります。また、コンポーネントは TextLayout を使ってテキストを描画するので、インプットメソッドの強調表示の処理も簡単に拡張できます。

関連項目:

直列化された形式

クラス java.awt.Component から継承したフィールド

BOTTOM_ALIGNMENT, CENTER_ALIGNMENT, LEFT_ALIGNMENT, RIGHT_ALIGNMENT, TOP_ALIGNMENT

コンストラクタの概要

LWTextComponent(String name, boolean enableInputMethods)
LWTextComponent を生成します。

メソッドの概要

void	focusGained(FocusEvent event) コンポーネントの太枠とキャレットの描画を有効にします。
void	focusLost(FocusEvent event) コンポーネントの太枠とキャレットの描画を無効にします。
TextHitInfo	getCaret() 現在のキャレット (挿入ポイント) を示すテキストヒット情報を返します。
Rectangle	getCaretRectangle() 幅が 0 のキャレットの矩形を返します。
Rectangle	getCaretRectangle(TextHitInfo caret) 指定されたテキストインデックスに対する幅が 0 のキャレットの矩形を返します。
AttributedCharacterIterator	getCommittedText() ユーザが入力して確定したテキストを返します。
AttributedCharacterIterator	getCommittedText(int beginIndex, int endIndex) ユーザが入力して確定したテキストの部分範囲を返します。
int	getCommittedTextLength() ユーザが入力して確定したテキストの長さを返します。
AttributedCharacterIterator	getDisplayText() ユーザが入力したテキストを返します。
TextLayout	getTextLayout() ユーザが入力したテキストのテキストレイアウトを返します。
Point	getTextOrigin() テキストの起点を返します。
void	insertCharacter(char c) 指定された文字をテキストの最後に挿入します。
void	invalidateTextLayout() キャッシュに書き込まれているテキストレイアウトを無効にします。
void	keyPressed(KeyEvent event) キー挿下イベントを無視します。
void	keyReleased(KeyEvent event) キー解放イベントを無視します。
void	keyTyped(KeyEvent event) キー入力イベントを処理します。
void	paint(Graphics g) コンポーネントを描画します。

クラス java.awt.Component から継承したメソッド

action, add, addComponentListener, addFocusListener, addInputMethodListener, addKeyListener, addMouseListener, addMouseMotionListener, addNotify, addPropertyChangeListener, addPropertyChangeListener, bounds, checkImage, checkImage, coalesceEvents, contains, contains, createImage, createImage, deliverEvent, disable, disableEvents, dispatchEvent, doLayout, enable, enable, enableEvents, enableInputMethods, firePropertyChange, getAlignmentX, getAlignmentY, getBackground, getBounds, getBounds, getColorModel, getComponentAt, getComponentAt, getComponentOrientation, getCursor, getDropTarget, getFont, getFontMetrics, getForeground, getGraphics, getHeight, getInputContext, getInputMethodRequests, getLocale, getLocation, getLocation, getLocationOnScreen, getMaximumSize, getMinimumSize, getName, getParent, getPeer, getPreferredSize, getSize, getSize, getToolkit, getTreeLock, getWidth, getX, getY, gotFocus, handleEvent, hasFocus, hide, imageUpdate, inside, invalidate, isDisplayable, isDoubleBuffered, isEnabled, isFocusTraversable, isLightweight, isOpaque, isShowing, isValid, isVisible, keyDown, keyUp, layout, list, list, list, list, list, locate, location, lostFocus, minimumSize, mouseDown, mouseDrag, mouseEnter, mouseExit, mouseMove, mouseUp, move, nextFocus, paintAll, paramString, postEvent, preferredSize, prepareImage, prepareImage, print, printAll, processComponentEvent, processEvent, processFocusEvent, processInputMethodEvent, processKeyEvent, processMouseEvent, processMouseMotionEvent, remove, removeComponentListener, removeFocusListener, removeInputMethodListener, removeKeyListener, removeMouseListener, removeMouseMotionListener, removeNotify, removePropertyChangeListener, removePropertyChangeListener, repaint, repaint, repaint, repaint, requestFocus, reshape, resize, resize, setBackground, setBounds, setBounds, setComponentOrientation, setCursor, setDropTarget, setEnabled, setFont, setForeground, setLocale, setLocation, setLocation, setName, setSize, setSize, setVisible, show, show, size, toString, transferFocus, update, validate

クラス java.lang.Object から継承したメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

LWTextComponent

public LWTextComponent(String name,
                       boolean enableInputMethods)

LWTextComponent を生成します。

パラメータ:

name - テキストの上部に表示されるコンポーネント名

enableInputMethods - このコンポーネントでインプットメソッドを有効にするかどうかの指定

メソッドの詳細

paint

public void paint(Graphics g)

コンポーネントを描画します。次の要素が描画されます。

• コンポーネントのバックグラウンド
• 枠、コンポーネントにフォーカスがある場合は、太い枠
• コンポーネントの名前
• ユーザが入力したテキスト
• コンポーネントにフォーカスがある場合は、キャレット

オーバーライド:

クラス Component 内の paint

getCommittedText

public AttributedCharacterIterator getCommittedText()

ユーザが入力して確定したテキストを返します。このコンポーネントではオンザスポット入力をサポートしないので、変換テキストはなく、入力されたテキストはすべて確定されます。

戻り値:

ユーザが入力して確定したテキストの AttributedCharacterIterator

getCommittedText

public AttributedCharacterIterator getCommittedText(int beginIndex,
                                                    int endIndex)

ユーザが入力して確定したテキストの部分範囲を返します。このコンポーネントはオンザスポット入力をサポートしないので、変換テキストはなく、入力されたテキストはすべて確定されます。

パラメータ:

beginIndex - 部分範囲の先頭文字のインデックス

endIndex - 部分範囲のあとに続く文字のインデックス

戻り値:

ユーザが入力して確定したテキストの部分範囲の AttributedCharacterIterator

getCommittedTextLength

public int getCommittedTextLength()

ユーザが入力して確定したテキストの長さを返します。このコンポーネントはオンザスポット入力をサポートしないので、変換テキストはなく、入力されたテキストはすべて確定されます。

戻り値:

ユーザが入力して確定したテキストの長さ

getDisplayText

public AttributedCharacterIterator getDisplayText()

ユーザが入力したテキストを返します。TextLayout では文字ごとにフォントの定義が必要なので、デフォルトのフォントがテキスト全体に適用されます。オンザスポット入力をサポートするサブクラスで変換テキストを使う場合は、このメソッドをオーバーライドする必要があります。

戻り値:

ユーザが入力したテキスト

getTextLayout

public TextLayout getTextLayout()

ユーザが入力したテキストのテキストレイアウトを返します。このテキストレイアウトは、getDisplayText が返すテキストから作られます。テキストレイアウトは、invalidateTextLayout が呼び出されるまで、キャッシュに保持されます。

戻り値:

ユーザが入力したテキストのテキストレイアウト、または null

関連項目:

invalidateTextLayout(), getDisplayText()

invalidateTextLayout

public void invalidateTextLayout()

キャッシュに書き込まれているテキストレイアウトを無効にします。コンポーネントのテキストを変更する場合は、必ずこのメソッドを呼び出す必要があります。

関連項目:

getTextLayout()

getTextOrigin

public Point getTextOrigin()

テキストの起点を返します。テキストのベースラインの左端のポイントです。

戻り値:

テキストの起点

getCaretRectangle

public Rectangle getCaretRectangle()

幅が 0 のキャレットの矩形を返します。この矩形は、getCaret が返すキャレットから派生します。getCaret から null が返される場合に限り、getCaretRectangle からも null が返されます。

戻り値:

キャレットの矩形、または null

関連項目:

getCaret()

getCaretRectangle

public Rectangle getCaretRectangle(TextHitInfo caret)

指定されたテキストインデックスに対する幅が 0 のキャレットの矩形を返します。getTextLayout から返されるテキストレイアウトに基づいて算出されるので、表示されているテキスト全体に対してこのメソッドを使用できます。

パラメータ:

caret - キャレットの矩形を算出する基となるテキストインデックス

戻り値:

キャレットの矩形

getCaret

public TextHitInfo getCaret()

現在のキャレット (挿入ポイント) を示すテキストヒット情報を返します。このクラスは、常に、ユーザが入力したテキストの末尾にあるキャレットを返します。サブクラスでは、異なるキャレットまたは null が返される場合があります。

戻り値:

キャレット、または null

insertCharacter

public void insertCharacter(char c)

指定された文字をテキストの最後に挿入します。

パラメータ:

c - 挿入する文字

keyTyped

public void keyTyped(KeyEvent event)

キー入力イベントを処理します。文字がバックスペースの場合は、ユーザが入力したテキストの最後の文字が削除されます。バックスペース以外の場合は、その文字がテキストに追加されます。続いて、テキストが再描画されます。

定義:

インタフェース KeyListener 内の keyTyped

keyPressed

public void keyPressed(KeyEvent event)

キー挿下イベントを無視します。

定義:

インタフェース KeyListener 内の keyPressed

keyReleased

public void keyReleased(KeyEvent event)

キー解放イベントを無視します。

定義:

インタフェース KeyListener 内の keyReleased

focusGained

public void focusGained(FocusEvent event)

コンポーネントの太枠とキャレットの描画を有効にします。

定義:

インタフェース FocusListener 内の focusGained

focusLost

public void focusLost(FocusEvent event)

コンポーネントの太枠とキャレットの描画を無効にします。

定義:

インタフェース FocusListener 内の focusLost