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Java プラットフォーム 1.2 |
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| 前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
| 概要: 内部クラス | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド | |||||||||
順序付けられたコレクションです。「シーケンス」とも呼ばれます。このインタフェースのユーザは、リスト内のどこに各要素が挿入されるかを精密に制御できます。ユーザは整数値のインデックス (リスト内の位置) によって要素にアクセスしたり、リスト内の要素を検索したりすることができます。
セットとは異なり、通常、リストは重複する要素を許可します。つまり、リストは、通常 e1.equals(e2) となるような、e1 と e2 の要素のペアを許可します。また、null 要素を許可する場合には、通常は複数の null 要素を許可します。ユーザが重複値を挿入しようとしたときに実行時の例外をスローすることにより、重複値を禁止するリストを実装する場合もありますが、このように使われることはほとんどありません。
List インタフェースは、iterator、add、remove、equals、および hashCode の各メソッドの規約に対して、Collection インタフェースで指定されているものに加えてさらに規定を追加します。他の継承メソッドの宣言も便宜上ここに含まれます。
List インタフェースは、位置を指定して (インデックスで) リストの要素にアクセスするための 4 つのメソッドを提供します。Java 配列と同様に、List のインデックスは 0 から始まります。一部の実装 (LinkedList クラスなど) では、これらのオペレーションの実行にはインデックス値に比例した時間がかかる場合があります。このため、呼び出し側がこうした実装について知らない場合は、リストにインデックスを付けるよりも、リスト内の要素の繰り返し処理を行なってください。
List インタフェースは、Iterator インタフェースが提供する通常のオペレーションに加えて、要素の挿入、置換、および双方向アクセスを可能にする、ListIterator という特殊な反復子を提供します。リスト内の指定した位置から開始するリスト反復子を取得するためのメソッドが提供されています。
List インタフェースは、指定したオブジェクトを検索するための 2 つのメソッドを提供します。パフォーマンスの観点からは、これらのメソッドは注意して使用する必要があります。多くの実装でこれらのメソッドは、時間のかかる線形検索を実行します。
リスト内の任意の位置に複数の要素を効率的に挿入および削除するために、List インタフェースは 2 つのメソッドを提供します。
注: リストにリスト自体を要素として格納することも可能ですが、十分注意してください。そのようなリストでは equals メソッドおよび hashCode メソッドの動作は保証されません。
Collection,
Set,
ArrayList,
LinkedList,
Vector,
Arrays.asList(Object[]),
Collections.nCopies(int, Object),
Collections.EMPTY_LIST,
AbstractList,
AbstractSequentialList| メソッドの概要 | |
void |
add(int index,
Object element)
リスト内の指定された位置に、指定された要素を挿入します (任意のオペレーション)。 |
boolean |
add(Object o)
指定された要素をリストの最後に追加します (任意のオペレーション)。 |
boolean |
addAll(Collection c)
指定されたコレクション内のすべての要素を、指定されたコレクションの反復子によって返される順序でリストの最後に追加します (任意のオペレーション)。 |
boolean |
addAll(int index,
Collection c)
指定されたコレクション内のすべての要素を、リストの指定された位置に挿入します (任意のオペレーション)。 |
void |
clear()
すべての要素をリストから削除します (任意のオペレーション)。 |
boolean |
contains(Object o)
リストに指定された要素が含まれている場合に true を返します。 |
boolean |
containsAll(Collection c)
指定されたコレクションのすべての要素がリストに含まれている場合に true を返します。 |
boolean |
equals(Object o)
指定されたオブジェクトがリストと等しいかどうかを比較します。 |
Object |
get(int index)
リスト内の指定された位置にある要素を返します。 |
int |
hashCode()
リストのハッシュコード値を返します。 |
int |
indexOf(Object o)
指定された要素がリスト内で最初に検出された位置のインデックスを返します。 |
boolean |
isEmpty()
リストに要素がない場合に true を返します。 |
Iterator |
iterator()
このリスト内の要素を適切な順序で繰り返し処理する反復子を返します。 |
int |
lastIndexOf(Object o)
指定された要素がリスト内で最後に検出された位置のインデックスを返します。 |
ListIterator |
listIterator()
リスト内の要素を適切な順序で繰り返し処理する反復子を返します。 |
ListIterator |
listIterator(int index)
リスト内の要素を適切な順序で繰り返し処理する、リスト内の指定された位置から開始する反復子を返します。 |
Object |
remove(int index)
リスト内の指定された位置にある要素を削除します (任意のオペレーション)。 |
boolean |
remove(Object o)
リスト内で指定された要素が最初に検出されたとき、その要素を削除します (任意のオペレーション)。 |
boolean |
removeAll(Collection c)
指定されたコレクションに格納されているすべての要素をリストから削除します (任意のオペレーション)。 |
boolean |
retainAll(Collection c)
指定されたコレクションに格納されている要素だけがリスト内に含まれるようにします (任意のオペレーション)。 |
Object |
set(int index,
Object element)
リスト内の指定された位置にある要素を、指定された要素に置き換えます (任意のオペレーション)。 |
int |
size()
リスト内の要素数を返します。 |
List |
subList(int fromIndex,
int toIndex)
このリストの、fromIndex (これを含む) から toIndex (これを含まない) の範囲の部分のビューを返します。 |
Object[] |
toArray()
リスト内のすべて要素を適切なシーケンスで格納している配列を返します。 |
Object[] |
toArray(Object[] a)
リスト内のすべて要素を適切なシーケンスで格納している配列を返します。 |
| メソッドの詳細 |
public int size()
public boolean isEmpty()
public boolean contains(Object o)
o - リストにあるかどうかを判定する要素public Iterator iterator()
public Object[] toArray()
Arrays.asList(Object[])public Object[] toArray(Object[] a)
a - 配列のサイズが十分である場合は、リストの要素の格納先となる配列、そうでない場合は、要素を格納するために同じ実行時の型の新しい配列が割り当てられるpublic boolean add(Object o)
このオペレーションをサポートするリストは、リストに追加できる要素に制限を加える場合があります。特に、リストには null 要素の追加を拒否するものもあれば、追加される要素の型について制限を加えるものもあります。List クラスは、List に追加できる要素について制約があれば、ドキュメントでそれを明確に指定する必要があります。
o - リストに追加される要素public boolean remove(Object o)
o - リストから削除する要素 (存在する場合)public boolean containsAll(Collection c)
c - リストにあるかどうかを判定するコレクションcontains(Object)public boolean addAll(Collection c)
c - 要素がリストに追加されるコレクションadd(Object)
public boolean addAll(int index,
Collection c)
index - 指定されたコレクションの最初の要素を挿入する位置のインデックスc - リストに挿入する要素public boolean removeAll(Collection c)
c - どの要素がリストから削除されるかを定義するコレクションremove(Object),
contains(Object)public boolean retainAll(Collection c)
c - セットに残る要素を定義するコレクションremove(Object),
contains(Object)public void clear()
public boolean equals(Object o)
o - リストと等しいかどうかを比較するオブジェクトpublic int hashCode()
hashCode = 1;
Iterator i = list.iterator();
while (i.hasNext()) {
Object obj = i.next();
hashCode = 31*hashCode + (obj==null ? 0 : obj.hashCode());
}
これにより、Object.hashCode の一般規約によって要求されるように、任意の 2 つのリスト list1 と list2 で、list1.equals(list2) であれば、list1.hashCode()==list2.hashCode() となることが保証されます。Object.hashCode(),
Object.equals(Object),
equals(Object)public Object get(int index)
index - 返す要素のインデックス
public Object set(int index,
Object element)
index - 置き換える要素のインデックスelement - 指定された位置に格納されている要素
public void add(int index,
Object element)
index - 指定された要素が挿入される位置のインデックスelement - 挿入される要素public Object remove(int index)
index - 削除される要素のインデックスpublic int indexOf(Object o)
o - 検索する要素public int lastIndexOf(Object o)
o - 検索する要素public ListIterator listIterator()
public ListIterator listIterator(int index)
index - next メソッドの呼び出しによってリスト反復子から返される最初の要素のインデックス
public List subList(int fromIndex,
int toIndex)
このメソッドを使えば、配列でよく使用されるような明示的な範囲オペレーションの必要がなくなります。リスト全体を渡す代わりに subList ビューを渡すことにより、リストの指定が必要な任意のオペレーションを範囲オペレーションとして使用できます。たとえば、次のイディオムはリストからある範囲の要素を削除します。
list.subList(from, to).clear();indexOf および lastIndexOf でも、同様のイディオムを作成できます。Collections クラスのアルゴリズムがすべて subList に適用できます。 反映する側のリスト (つまりこのリスト) が、返されたリストを介さずに「構造的に変更」された場合、このメソッドによって返されたリストのセマンティクスは、保証されません。構造的な変更とは、リストのサイズが変更される場合や、進行中の繰り返し処理により不正な結果が算出され、リストが乱れる場合です。
fromIndex - subList の下限点 (これを含む)toIndex - subList の上限点 (これを含まない)
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