4.2 RemoteException クラス

クラス java.rmi.RemoteException は、リモートメソッド呼び出しの実行中に発生する多くの通信関連の例外に共通のスーパークラスです。リモートインタフェースの各メソッド (インタフェース) は、throws 節に RemoteException (または java.io.IOException や java.lang.Exception などの RemoteException のスーパークラスの 1 つ) を記述する必要があります。

package java.rmi;
public class RemoteException extends java.io.IOException
{    
	public Throwable detail;
	public RemoteException();
	public RemoteException(String s);
	public RemoteException(String s, Throwable ex);
	public String getMessage();
	public void printStackTrace();
	public void printStackTrace(java.io.PrintStream ps);
	public void printStackTrace(java.io.PrintWriter pw);
}

RemoteException は、詳細なメッセージ「s」やネスティングされた例外「ex」(Throwable) を使って構成することができます。ネスティングされた例外「ex」の代表例（たとえばコンストラクタの第 3 引数として指定される例外）としては、RMI 呼び出しの途中で発生する入出力例外があります。

getMessage メソッドは、ネスティングされた例外がある場合には、その例外からのメッセージも含む例外の詳細なメッセージを返します。

java.lang.Throwable クラスから printStackTrace メソッドがオーバーライドされて、ネスティングされた例外のスタックトレースを出力します。