4 変更内容の詳細

4.1     新しいパッケージ

java.sql パッケージでは、新しいクラスとインタフェースがいくつか追加されているのに加え、既存の JDBC のインタフェースとクラスに対して機能が追加されています。新しい javax.sql パッケージは、JDBC 2.0 API の中で、Java プラットフォームのほかの構成要素 (Java Naming and Directory Interface (JNDI) や Java Transaction Service (JTS) などの拡張機能) と密接に関連している部分をまとめるために導入されました。さらに、接続プールや行セットなど JDBC コア API から容易に分離できるいくつかの高度な機能も javax.sql に追加されています。このような高度な機能をコアにではなく標準拡張に収めることで、JDBC コア API を小さく抑え、また中心的な API となるようにしています。

標準拡張はダウンロード可能なため、標準拡張がクライアントマシンにインストールされていない場合は、それを利用するアプリケーションとともにダウンロードされます。したがって、JDBC 標準拡張の機能を使用する「どこででも実行可能」なアプリケーションは、どこにでも配置可能です。

4.2     クラスとインタフェースに加えられた変更

java.sql.Array

java.sql.BatchUpdateException

java.sql.Blob

java.sql.CallableStatement

java.sql.Clob

java.sql.Connection

java.sql.DatabaseMetaData

java.sql.DataTruncation

java.sql.Date

java.sql.Driver

java.sql.DriverManager

java.sql.DriverPropertyInfo

java.sql.PreparedStatement

java.sql.Ref

java.sql.ResultSet

java.sql.ResultSetMetaData

java.sql.SQLData

java.sql.SQLException

java.sql.SQLInput

Java.sql.SQLOutput

java.sql.SQLWarning

java.sql.Statement

java.sql.Struct

java.sql.Time

java.sql.Timestamp

java.sql.Types

別途提供されている JDBC 2.0 コア API のドキュメントでは、上記の java.sql のインタフェースとクラスの Java 定義を示しています。下の図は、より重要なコアインタフェースと、それらのインタフェース同士の関係を示しています。この図で示しているインタフェース間の重要な関係は、JDBC 2.0 API においても変わっていません。

javax.sql パッケージを構成するクラスとインタフェースを以下に示します。これらの新しい型の詳細は、別のドキュメントで説明しています。

javax.sql.ConnectionEvent

javax.sql.ConnectionEventListener

javax.sql.ConnectionPoolDataSurce

javax.sql.CursorMovedEvent

javax.sql.CursorMovedListener

javax.sql.DataSource

javax.sql.PooledConnection

javax.sql.RowSet

javax.sql.RowSetImpl

javax.sql.RowSetMetaData

javax.sql.RowSetMetaDataImpl

javax.sql.RowSetUpdatedEvent

javax.sql.RowSetUpdatedListener

javax.sql.XAConnection

javax.sql.XADataSource