JDK バージョン 1.2 の物理フォント

JDK ソフトウェアには 1.2 リリース以降、lib/fonts サブディレクトリに TrueType フォントのセットが含まれています。1.2 リリースより前には、JDK ソフトウェアはホストプラットフォームのフォントに依存していました。Monospaced のような論理フォントは、font.properties ファイル内のホストプラットフォームフォントに割り当てられていました。論理フォントと区別するため、このドキュメントでは TrueType フォントを JDK ソフトウェアの「物理フォント」と呼びます。

長所

• 一貫した外観と操作性

  すべてのプラットフォームで同じフォントを使うので、どのプラットフォームでもアプリケーションの外観が同じになります。これによりクロスプラットフォーム環境での、テスト、配備、サポートが簡単になります。

• 豊富な文字セット

  さまざまなスクリプトから文字を使用する場合に、フォントを切り替える必要がありません。たとえば、Lucida Sans Regular フォントを使うテキストコンポーネント内で、ヘブライ語、アラビア語、ドイツ語、英語で文字を表示することができます (現在の 1.2.0 リリースでは、物理フォントのアジア系文字セットはサポートされていない)。

• ユーロ通貨記号

  JDK ソフトウェアのすべての物理フォントで、ユーロ通貨記号をサポートします。

Lucida フォントファミリ

• Lucida Sans Regular
• Lucida Sans Bold
• Lucida Sans Oblique
• Lucida Sans Bold Oblique

• Lucida Bright Regular
• Lucida Bright Bold
• Lucida Bright Italic
• Lucida Bright Bold Italic

• Lucida Sans Typewriter Regular
• Lucida Sans Typewriter Bold
• Lucida Sans Typewriter Oblique
• Lucida Sans Typewriter Bold Oblique

関連メソッド

• Toolkit.getFontList

  論理フォント名の配列を返します。

• GraphicsEnvironment.getAllFonts

  その環境での物理フォントの配列を返します。返される配列には、ホストプラットフォームフォントと JDK ソフトウェアの物理フォントが含まれます。